バリデーション用機器

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Kayeのサーマル・バリデーション
システムは
オンライン、オフラインの
2タイプで現場ニーズに対応

熱電対等の有線センサを使用するリアルタイム有線システム『Validator AVS(以下、有線システム)』と、ワイアレスロガーを使用するリアルタイム無線システム『ValProbe RT(以下、無線システム)』の2つの製品を用意しています。
より充実したバリデーションを実施いただくために、専用アクセサリなどの関連製品も多彩にラインナップしています。

有線バリデーションシステム(Validator AVS)
オンラインタイプ

Validator AVS本体、センサインプットモジュール(SIM)、専用コンソールの組み合わせによる
独自コンセプトの完結した有線バリデーションシステム

システム構成

Validator AVSシステム:X2018

  • Validator AVS本体:X2017と専用コンソール X2250-AVSのセット
    *Validator AVS本体のみ、専用コンソールのみも販売可能

センサインプットモジュール(SIM):X2600、X2601、X2602

  • X2600(熱電対、0-10V電圧、接点入力用、最大12ch)
  • X2601(4-20mA電流入力用、最大12ch)
  • X2602(RTD入力用、4線PT-100、最大6ch)

特 長

  • 最大48のセンサまで同時測定可能
  • データ測定間隔は最短1秒間隔/全チャンネル(最長は12時間間隔まで)
  • Validator AVS本体は、内蔵不揮発メモリに過去10回分の測定データを自動的に保存
  • 万一、不測の事態が生じても貴重な測定データは失われません
  • センサ接続にセンサインプットモジュール(SIM)方式を採用:センサのキャリブレーションオフセットはSIMに保存され、キャリブレーション済みの複数のSIMを差し換えても、キャリブレーションはそれぞれ有効
  • SIMには各種熱電対の他、圧力トランスデューサなどの電圧出力、または電流出力タイプの各種センサ、4端子、または3端子白金測温抵抗体を接続することも可能
  • (接続するセンサに合わせてSIMを選択)

有線システム用の温度センサとして、Kayeでは高精度なT型熱電対のラインアップを用意しています。
また、蒸気滅菌における蒸気品質を正しく評価するための圧力トランスデューサ(電圧出力タイプ)も用意しています。

仕様(Validator AVSシステム:X2018)

Validator AVS本体:X2017

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専用コンソール:V2250-AVS

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SIM

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リアルタイム無線バリデーションシステム(ValProbe RT)
オフラインタイプ

ワイアレスロガーとベースステーション、専用コンソールの組み合わせによる、
独自コンセプトの完結したリアルタイムワイアレスバリデーションシステム

システム構成

ベースステーション:X3015
専用コンソール:X2250
ドッキングステーション:X2260
(または、Kayeキーボード:X2270)
各種ValProbe RTロガー

特 長

ベースステーション

  • 最大50台(センサ数は最大250)までの無線ロガーを同時接続して、リアルタイムでデータをモニタしながらバリデーションを実行
  • リアルタイムモニタを必要としない場合は、最大20プロセスまでを並行して管理可能
  • 受信範囲にある、起動中の全てのロガーを自動的に認識し、接続可能
  • ロガーは、ベースステーション上面のKayeロゴマーク(ウェイクアップマグネット)上でスワイプするだけで起動

ロガー

  • -85℃の極低温から最高400℃までの温度測定が可能
    (測定できる温度範囲は、ロガータイプにより異なります)
  • データ保存は全てのロガーでセンサ当たり10万点まで
  • データ測定間隔は最短1秒間隔
  • データは内蔵の不揮発メモリに書き込まれ、電源が失われても貴重な測定結果は維持、
    次のセットアップを転送してメモリをリセットするまで保持されるため、いつでも再読み込み可能
  • バッテリーは1/2AA塩化チオニルリチウム電池で、現場交換可能

豊富なロガーラインアップ

センサタイプ:
温度測定用ロガーのほか、圧力センサ、湿度センサ、CO2センサを備えたロガーも用意しています。
圧力センサ、湿度センサを備えたロガーは、併せて温度センサも備えているため、圧力と温度、または湿度と温度の同時測定が可能です。
CO2センサを備えたロガーは、温度センサ、湿度センサを備えていて、CO2濃度、温度、湿度を同時測定できます。

プローブタイプ:
センサプローブはリジッド(SUSシース保護)、フレキシブル(テフロン被覆)、ベンダブル(SUSシース保護)タイプがあります。フレキシブルタイプ、ベンダブルタイプには、プローブを複数(2本または5本)備えたタイプも用意しています。

仕 様

システム

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ベースステーション:X3015

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専用コンソール:X2250

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ValProbe RTロガー

ロガー共通仕様

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タイプ別ロガー仕様

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バリデーションシステム関連製品

Kayeキーボード

X2270

特 長

  • Kayeバリデーションシステム専用コンソールのドッキングポートを搭載したKaye オリジナルキーボード(バリデーションAVS、ValProbe RTどちらのコンソールにも対応)
  • バリデーションコンソールの操作性が飛躍的に向上
  • ドッキングポートはコンソールを確実に接続・保持し、かつ着脱も容易
  • 内蔵タッチパッドは、キーボードから取り外してワイアレスマウスとして使用することも可能
  • イーサネットポートを搭載しており、コンソールをValProbe RTベースステーションに接続するためのドッキングステーションとして使用可能
  • Validator AVSとコンソールのLAN経由の接続にも活用可能

仕様

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圧力トランスデューサ

(Validator AVS専用アクセサリ)
KG-075

特 長

  • 0~4barの圧力領域で絶対圧測定が可能な圧力トランスデューサで、オートクレーブの蒸気品質を評価する用途に最適
  • 熱電対用SIMに接続してValidator AVSに直接接続可能
  • 1.5インチトリクローバフランジにそのまま取り付けられ、オートクレーブ等への装着が容易

仕様

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断熱キャニスタ

(ValProbe RT専用アクセサリ)
X2545、X2545-5CH

特 長

  • ValProbe RTベンダブルロガーを乾熱滅菌などの高温の測定を行う際に、ロガーを保護
  • シングルセンサ、デュアルセンサ用(X2545)と5チャンネルセンサ用(X2545-5CH)を用意

仕様

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延長アンテナ

(ValProbe RT専用アクセサリ)
V2900-250、V2900-500

特 長

  • 非常に電波遮蔽性の高い装置の測定をリアルタイムでモニタしたい場合に使用
  • ベースステーションと装置との距離に応じて2.5m(V2900-250)と5m(V2900-500)の2種類を用意

ロガー運搬・保管トレー

(ValProbe RT専用アクセサリ)
V2569

特 長

  • ValProbe RTロガーを保管・運搬するための専用トレー
  • ValProbe RTロガーを20個まで収容可能

ValProbe RT用シッピングケース

441-1088

特 長

  • ValProbe RTシステムの保管・輸送用専用ケース
  • ベースステーション(X3015)、コンソール(X2250)、ドッキングステーション(X2260)および25台までのValProbe RTロガー(ベンダブルはプローブ長10インチ以下)を収容可能
  • 海外輸送にも対応

設計クオリフィケーション
ドキュメントバインダ

Validator AVS:X6050
ValProbe RT:X6060

特 長

  • ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアに関する、仕様、テスト手順、更新履歴等を含む、設計バリデーションの実施に関する図書
  • 英文のみの提供

IQOQプロトコル

Validator AVS用:X6055
ValProbe RT用:X6065

特 長

  • 各バリデーションシステムの据付、および運転の適格性を評価するためのメーカ標準プロトコル
  • メーカの推奨事項に則って機器が適切に据付され、動作する事を確認し、cGMP要件に則て適切に文書化
  • 英文、または和文(弊社和訳版)で提供
  • 手順実施の際に用いる関連データ、ツールを付属